「100円のコーラを1000円で売る方法」読んでみた
なによりタイトルがキャッチーだったので軽い気持ちで流し読み。
というのも内容がハウツー本や所謂ビジネス書ではなく、小説のような物語になている。
そして登場人物がみんなパンチが効いたキャラ。
難しく考えることなく読んで、素直に面白い物語になっているのでスイスイ読める。
感覚としては「半沢直樹」を読んでいるような気分だ。
しかも、内容がかなりためになる。
ドラッカーの考え方は現代に通じるものと通じないものがあるのいうのも、ストーリーの流れのなかで解説されると非常に説得力があるし、自然に頭に入ってくる。
このシリーズでもっと続きを出してほしいよ!
※あとがきには3作でシリーズ完結とあります・・・(泣)
そして今回最も心に残ったのが、現代の経営資源という考え方。
昔ながらの言い回しとしては、「ヒト」「モノ」「カネ」だと思いますが、情報社会化が劇的に進みネット社会となった現代では・・・
「ヒト」「モノ」「カネ」+「情報」+「時間」
が重要な経営資源である、とのこと。
失敗を恐れずに実行する「意思決定」のスピード
実行しながら失敗する可能性を判断する「分析力」
そして失敗しないように修正していく。
これくらいのスピード感でないと、他社に遅れをとってしまう。
のんびり稟議にかけている時間はない。
これはそのまま個人の人生にもあてはまるので、自分のことのようにドキリとしましたよ。
イノベーションを起こすには、リスクをとらねばならない。
そして迅速に行動しなければならない。
そして間違いはあとで修正すればいい。
言うのは簡単だよね。
行動するのは難しい・・・
人生にイノベーションを!!!